豊かにしたい食事の時間
「人生の三分の一は睡眠であるから、寝具にはこだわりを持つべきだ」などと言った主張を最近耳にしたのでしたが、私にとって、睡眠と同じくらい大切にしたい時間、それが食事の時間です。
今回紹介する、「かまどで作られた炊きたての美味しいお米を作ることができる炊飯器」を知ったとき、私は目を輝かせてしまいました。
今回は、象印製炊飯器「炎舞炊き」NWLB10・18についてご紹介していきます。
炊飯器は、メーカーの数が他家電と比べても圧倒的に多いことが特徴として挙げられます。メーカーが多い分、自分に合った炊飯器を購入することが大切になってきます。
炊飯器を選ぶ時に見極めるべきポイントは、以下三点です。
①お手入れが楽であるか
②冷凍ご飯、保温ご飯、健康米など状況が変わっても美味しさが引き出せるか
③釜の強さとヒーターの質で、旨味を閉じ込めて炊きムラを無くせているか
ポイントを一つずつ、今回ご紹介する炊飯器に置き換えて考えて行きましょう。
①お手入れが楽であるか
炊飯器ってご家庭によってはかなり汚くなってしまいますよね。それもそのはず、現代主流の圧力IH式炊飯器って取り外せる部分が多くてお手入れがとっても面倒になってしまうと思います。しかし、だからと言って炊飯後に細かいパーツの一つ一つをしっかり洗わないと残ってしまった結露やお米の残りカスなどが、次の炊飯の時にせっかくのお米の味を損なわせてしまいます。
本日紹介する象印「炎舞炊き」は、従来の炊飯器と比べて洗う必要があるパーツが圧倒的に少ないことが特徴として挙げられます。まず釜を見てみると、他社同列位機種と比較してかなり軽量であることが挙げられます。釜の素晴らしさについては後述させていただきますが、美味しいお米を炊くために必要な釜は、どれだけしっかりした素材を使用しているかによるものです。象印製の炊飯器も数年前までは、お米の美味しさのために釜を分厚く重たいものにしていたので、釜の洗浄は一苦労だったのですが…。最新の炎舞炊きは、釜の上質さを維持したまま軽量化に成功し、同列位では最軽量クラスの軽さを実現しています。
次に内蓋を見てみると、こちらの炊飯器は一枚しかそれがないことがわかります。メーカーによって内蓋は三つのパーツにわけられたりすることもありますし、現在の主流である圧力IH炊飯器には、通常本体の蓋の上の部分に、水蒸気を外に出すための脱着可能な蒸気口という器具がついているのですが、炎舞炊きはそれが機能的に内蓋の手入れだけで住むようになっています。
さらには釜と内蓋以外の本体は、他社と比べてもフラットで凹凸が少なくなっているため付近などで汚れをさっと落とすことができます。
炊き込みご飯などの匂いが気になるものを炊飯した後には、クリーニングコースを選択すれば脱臭を自動的に行ってくれる機能もあります。
お米の美味しさ以前に実は共通して主婦を悩ませていた清潔性には、様々な角度から悩みを解決してくれていることがわかります。
②冷凍ご飯、保温ご飯、健康米など状況が変わっても美味しさが引き出せるか
いわゆる炊き分けというと、設定などが面倒だという方も多く、美味しいお米は食べたいけど、そんな機能使いこなせないから安価なものでいいとなってしまうかたは多かったりします。
お米の種類や銘柄によって水分保有量や適切なかけるべき圧力は異なりますし、ご家庭によって歯ごたえがしゃっきりしたほうがいい、もっちりしていたほうがいいなど、実際お米の美味しくなる炊き方は様々あります。
炎舞炊きは、そんな「設定とかめんどくさいけどわが家に合った美味しい炊き方をしてほしい」という要望に応え、独自の機能でそれを実現しています。我が家炊きコースを選択し炊飯を行うと、炊飯後画面上に「硬さ」「粘り気」に関するアンケートが表示されます。それを選択するだけで、ご自宅のお米にとって、食される方にとって最適な仕上がりにすることができるわけです。最大121通りの炊き方を選択するのは面倒ですが、一度賞味して炊き方を決めてさせてくれるこの機能は象印独自の素晴らしい機能です。どうしてそれほどの炊き分けが行えるかというと、象印製の炊飯器には、ふた内部に圧力を検知する圧力センサーと、0.05気圧ごとに圧力の制御を行うことができる圧力チューナーが搭載されています。そのため、微細な健康米によった炊き分けなども実現することができています。
皮が固い玄米をもっちり仕上げたり、麦の風味を引き出しつつ匂いを抑えながら炊飯する麦ご飯メニュー。金芽米や脱穀米など健康米に応じた美味しい炊き方を実現しています。さらに圧力の調節は、業界最速クラス15分での特急炊飯コースや、水分をお米の中に閉じ込めてお弁当などで冷めてももちもちなままのお弁当メニューなど様々なニースに応用されています。
炊き分けがうまく、最低限のオペレーションで美味しいお米を作ることができるところは魅力的ですね。
最後に、お米の美味しさを決める「火力」についての解説をします。
③釜の強さとヒーターの質で、旨味を閉じ込めて炊きムラを無くせているか
象印製の炊飯器「炎舞炊き」が数ある炊飯器メーカーの中で大人気を誇る理由は、大まかにいうと二つ。「釜」と「ヒーター」の質によるものです。
炎舞炊きの釜の名称は「豪炎かまど釜」。これは、ヒーターの効果によってかまどの中のような火力を実現した特徴を最大限伸ばす釜として開発されました。発熱効率と蓄熱製が高い鉄製の釜に、熱伝導率の高いアルミと耐朽性に優れた背雨天レスを組み込んだ三重構造の釜は、通常一つの素材で作られる他社の炊飯器と比べても欠点がありません。さらには内側の釜には遠赤外線とプラチナナノ粒子のコーティングがされているため、ご飯の甘み成分である還元糖と、旨味成分の一つであるアミノ酸を引き出してくれています。
そして何より火力を閉じ込めて旨みや甘味を閉じ込めることができる釜の力を最大限引き出すためには、相応の高火力を再現するヒーターが必要になります。従来の炊飯器のヒーターは、底面に内釜全体を覆う形でつけられているため、どうしても内部の方にまで火力が届かずに炊きムラなどが生まれてしまうという問題がありました。それを解決する炎舞炊きの構造は面白く、底面ヒーターが六つに分割されており、三角形のヒーターが六つ頂点を釜の中心に向ける形で設置されています。そして炊飯時には対角線上の二つのヒーターを順番に加熱していくことで、炊飯器の中で熱対流を起こして一粒一粒のお米に均等に火力を振り分けます。さらには熱が釜の中を循環するため必然的に温度は高くなり、従来の炊飯器のヒーターの形と比較すると約4倍以上の火力を出して旨み甘味をより閉じ込めることに成功しています。
これはまさに、かまどの炎の揺らぎを再現したものであり、高火力を揺らがせ一粒一粒をふっくら炊き上げてくれています。
釜とヒーターの質によって、炊きムラを抑え一粒一粒をふっくらと、旨み甘味を際立たせて炊飯することができます。
幸せ引き出す炎舞炊き
流石数ある炊飯器メーカーの中で、象印製炊飯器の最頂点に君臨する商品。炊飯器に求められる部分をしっかりと極め、かつ独自性ある機能で炊飯器のさらなる可能性を示唆してくれるような素敵な商品でしたね!
この炊飯器があれば、お家時間はもちろんお忙しい日々の中でのちょっとした幸せを引き出してくれそうです。ぜひご購入、ご賞味あれ!